ASIO4ALLサウンドドライバ

ASIO4ALL

ビットレートの低い普通のmp3などのファイルを高音質に変身させてくれる優れものドライバです。入れない手はないです。ハイ!

https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/asio4all/

ASIOとは

DTM系の記事や広告などを見ていると、よくASIOという言葉が出てくる。

これはSteinbergというドイツのメーカが作ったオーディオ用ドライバの規格であり、正確には”Audio Stream Input Output”訳してASIO(アジオ)と呼ばれている。つまり、Microsoftが作ったMMEやDirectSound?とは別のものなのだ。

では何故このASIOがDTM用として広がったのか?

一番の理由は“レイテンシー(遅延)を低くできる”からです。

一般的にMMEは100msec以上、DirectSound?で50msec以上のレイテンシーがあると言われている。流石にこれだけあると、例えばパソコンでソフトシンセを動かした場合、キーボードを押してから実際音が出るまで明らかに遅れてしまう。しかしASIOを使うと普通で10msec以下、低いものだと1msec以下のレイテンシーしか発生しない。なるほど、DTMで流行るのも納得

レイテンシーが低くなる理由は、MMEやDirectSound?と違ってWindowsのKernel Mixerなど余計なルートを経由せず、アプリケーションから直接ドライバへ信号を流せるからだ。


余談になるが、Mac OS XではCore Audioと呼ばれる仕掛けがはじめからシステムで用意され、ASIOと同じレベルの超低レイテンシーを誇っている。このあたりの考え方がMicrosoftとAppleとの根本的な違いを現していて面白い。

ASIOの持つ特性、Kernel Mixerを通らない(つまり音が良い)に加え、実はこのレイテンシーを低く抑えることによって、デジタルオーディオの天敵、ジッターも減らすことができ、ダブル効果で『パソコンでの音楽再生が高音質に!』を狙うのだ。ただ、ドライバの仕掛け上、そのハードウェア専用のASIOドライバが必要になり、ASIO対応のハードウェアへ交換しなければならない。どうしようかな!?と悩んでいたところに、この汎用ASIOドライバとも呼べるASIO4ALL(Michael Tippach氏作/Free)が登場した。


Audio Stream Input Output(アジオ)略してASIO、オーディオ用ドライバの規格の一つです。独steinbergが提唱する、オーディオデバイスと対応シーケンスソフト間のインターフェイス規格。ASIOドライバを使うことで、録音/再生時に起こるデバイスの遅延を低減し、高い同期制度を実現する。

このドライバ規格の特徴としてはレイテンシー(遅延)が低く抑えられるのが特徴です。これはPCを使っての音出しで威力を発揮します。たとえばソフトウェアシンセサイザー等を鳴らした場合に遅れなしに、キーボードを押せばすぐに音が出るという事。確かにDTMでは重要な事ですね。

一般的に言われているところではMMEで100msec以上、DirectSound?で50msec以上のレイテンシーがあるそうです。しかし、これと音質向上とどういう関係が?、と思われるかもしれないですね。実は私もそう思ってました。記事の請け売りで申し訳ないのですが理由はこうだそうです。「音質劣化の原因のKernel Mixerを通らない事に加え、レイテンシーを低く抑える効果によってデジタルオーディオの天敵であるジッターノイズも減らすことができる」

つまり余計なところを通らず略ダイレクトにサウンドデバイスへ信号が送られることで、ジッターノイズが乗る原因である「信号が長く留まる」ことを避け、結果的に音質向上につながる。
こんなことを聞いても実感は湧かないでしょうが・・・効果を確かめるには実行あるのみです。

ASIO4ALLの仕掛け

ドライバと直結する形で作られているASIO、これをどうやって汎用版にするのか!?

キーワードは冒頭に書いたKernel streamingだ。Microsoftのドキュメントとサンプルアプリケーションはここにあるが(但し英文)、DirectKSと呼ばれるテクニックを使っている。

大雑把に書くと、レイテンシーの高いWindowsのAPIを通さず、このKernel streamingを使って直接WDMドライバとやり取りし、レイテンシーを低くできるのだ。言葉で書けば安易そうだが、実はASIO2KSやAX-ASIOなどKernel streamingを使った汎用ASIOドライバはかなり前から存在していた。しかし、安定性の問題や仕様がInt16/LSBまでなど、αもしくはβ版のレベル。あくまでも実験的なものであった。そこへ今回のASIO4ALLが登場し、一気に解決したというわけだ。


手持ちのサウンドデバイスをソフトウェアだけでASIO対応するASIO4ALLは、非常にありがたい存在だ。ネットラジオやリッピングした音楽を再生すると効果抜群!立ち上がりが良くなり、透明度アップ、音の密度も濃くなってくる。特にAC’97 Audioの音質向上は著しい。「今まで聞いてた音は何だったの!?」という状態だ。全てのサウンドデバイスに100%対応できるか!?は不明であるものの、是非、皆さんも実験して欲しい。うまく動けば、同じハードウェアなのにいい意味で違うサウンドになるハズだ。

Frieveの設定を覗くと、リサンプリング機能もある。これは、テレビにたとえると、通常のアナログテレビを擬似的にハイビジョン画質にする・・・というのと似ています。そういう機能です。


さらーに、「コンボルバ」機能がいい(≧∇≦)b これは、インパルス応答のデータを原音に畳み込むことによってサウンドエフェクトの効果を出すものです。よく、カーステレオとかで「Hall」「Church」「Vocal」とかそういうエフェクトがかけられるじゃないですか。それの高性能版だと思ってもらえればOK。でも、高級なデジタルサウンドプロセッサを使ってやるようなエフェクトが、パソコン上でできてしまうのは感動。

インパルス応答は、正確ではないですがこれも簡単に言うと、無音室で拍手をしたときは「パン」という音になりますが、大きなホールで拍手をしたときは「パァァァァン」という音になります。これは原音の「パン」とホールの反響である「ァァァァァァン」の合成音が耳に聞こえるわけです。この「ァァァァァァン」の部分がインパルス応答。このソフトは「ァァァァァァン」のデータをリアルタイムにすべての原音に掛け算しているので、あたかもその曲がホールで演奏されているように聞こえるわけです。

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