バリスタを改造してAlexaと連携その2

前回の「バリスタを改造してAlexaと連携その1」でバリスタiでは敷居が高く難しかったので、ボタン仕様のバリスタ50を改造することにします。

結果、この改造でようやくAlexaと連携できるようになりました。

バリスタ購入

 

まずは、バリスタ50の購入です。いつもの通りヤフオクでポチリ!

今回はウッド調バリスタ50を手に入れました。

今までの購入費 結構、金かかったな・・・・(ボヤキ

到着したバリスタ50を見てみると・・・・

フムフム・・・ボタン式だな・・・・

バリスタ分解

という分けで早速、分解に入ります。

ググッって見ると、バリスタiほど流通してないのか?それらしい分解のページが全然でてきません。分解した人がいないのかな!?

これからは未知の世界に突入です。

バリスタi同様に上部コーヒーを入れる部分を外し、内側の側面にある特殊ネジ(黄色矢印)を1本、外します。

 


問題のサイドパネルですが、おそらくバリスタiと同じ感じでくっついているのだろうと思い左右にずらしたり、ゆすったりしましたがビクともしません。

下にカギ穴があるのでそこを起点として上方に持ち上げても、あまり芳しくありません。

ここまで来て、諦められるか・・・・・

力ずくで引きはがしました。

もちろん両サイドパネルとも壊れたのは言うまでもありません。(笑

右側のサイドパネルです。

下から思いっきり上へ上げるといけるのかも知れませんが、バリスタiと違い壊さないでサイドパネルを外すのは至難の業です。

 

左側のサイドパネルです。

 

これが、壊れた残骸たちです。(笑

  

内部構造です

左側の内部構造です。左側は基板が入っています。バリスタiとは逆ですね。


右側の内部構造です。こちらには多少スペースがありそうです。


さて次にパネル部分です。

パネル部分は両サイドにシルバー色の特殊ネジが1本づつで固定されています。


それを外し、コネクタをすべて取り外すと操作パネル部が外せます。

バリスタ改造

操作パネル部の裏です。

はずした結線の色がわかるようにシールが貼ってあります。

QC(品質管理)でしょうか?分かりやすいです。


操作パネル部を分解した内部基板裏側の画像となります。

左上が電源のボタン部分、あとは基板横列で中央に各ボタンの接点がありました。

下写真は、もう既に電源部分はハンダで線を伸ばしました。

ものすごく細かな箇所なのでハンダに自信がない方には難しいと思います。ハンダ箇所は小さな点のような箇所なので外れないようにマスキング等で補強した方がよいと思います。


しかし、一つ問題が発生!!

KKHMF Sonoff を駆動させる5V電源の箇所が見つかりません。

12Vは1か所、来ているようですが・・・・別の場所で探すか・・・・

気を取り直して・・・・

メニューボタンとしては朝の起き付けはブラックを飲みたいので、ブラックの箇所をチョイス!!

もし違うメニューのものを飲みたいなら普通にボタン押せば飲めます。


カバーを付けるとこんな感じです。


さて、この操作パネル部を取り付けてコネクタを元に戻して、実際に「KKHMF Sonoff」でAlexaの音声を使い制御できるか!?実験です。


音声操作で温水がでてしまうとマズイのでコップを台にセットしてイザッ!!

アレクサ、コーヒー電源をいれて

うぉ~!!(電源が入った)

アレクサ、ブラックをいれて

うぉ~!!(メニューのブラックが点灯した)

ウィ~ン・・・・・ゴ~~~(機械音)(コーヒーの粉入れてないので温水のみ)

動かすのはなんとか成功しましたが、肝心の5Vを探さないといけません。

色々と内部を当たってみると左側面の基盤に12Vがありました。

5Vがな無さそうなのでここを使用して5Vを作ることにしました。


昔、DC電源を変圧させるのに3端子レギュレータを使っていたので、その手法で12V→5Vに変圧させます。

家に電子部品があったので、ちょいと作りました。


部品は

3端子レギュレーター7805×1

電解コンデンサー 10μF×1

電解コンデンサー 47μF×1

コンデンサー0.1μF×2


コンデンサーは電源を切った際に出力側に残った電気を逃がすためのものです。入力側より出力側の電圧が高くなるとレギュレーターが壊れるために設けています。

  

で作成しました。


本体、左側面にある基板の12Vからハンダで線を伸ばします。


これの線を先ほど作成した3端子レギュレーター基板の入力側へ接続します、また出力をKKHMF Sonoff 2台へつなぎます。

本体、右側面が多少隙間があったのでここに作成した基板とKKHMF Sonoff1台を設置しました。

その際、KKHMF Sonoffの黄緑色ターミナル接続箇所2か所(5Vの所と出力の所)はカサバルので取り外しました。


上記のように設置しましたが、サイドパネルを付けると思ったよりスペースがないので修正して作成基板の不要な部分をカットして全体を釣りあげて設置しました。


もう1台はパネルを外した際に写真で見えるように奥に穴があるのでリレーがうまく入るように格納しました。


すべて接続して動作テスト後、サイドパネルをはめて完成しました。

完成後の動画です。最後の方でAlexaの呼び方間違えて怒られました(爆


Amazon Echoのアプリで定型して1つにすれば1回ですべての動作ができるようになります。

こちらが作った定型です

Amazon Echoで左上の線を選択するとリストがでてきます。


「定型アクション」を選択します。


「マイ定型アクション」で「+」を押すと作成できます。

下の写真は既に作ってあります。


実行条件に「アレクサ、コーヒーをつけて」にしています。

ホントは「アレクサ、コーヒーをいれて」にしたいのですが、アレクサ君はお買い物リストに入れようとします。そのために「つけて」に変更しました。

「アクションを追加」で

電源→待機→ブラック→待機→電源

でいれると一連の動作を1回で実行してくれます。

ま~なんて、素晴らしいのでしょう!!



 

二つ、この作業で盲点を見つけてしまいました。

Wifiルータを別のものに変更するとバリスタのサイドパネルを開けてSonoffをリセットしてWifiを再登録しなければなりません。(汗

水タンクに1杯分の水がない場合、抽出途中で水を入れてのサインがでて、急いで水を入れますが、設定時間で電源OFFにしているため、抽出途中で電源が自動で切れてしまいます。(汗


練習でもう1度、サイドパネルを外してみました。

その時、ちょっとしたコツを体得したので紹介します。

ツメが折れているせいか?

ドライバにビニールテープを巻いてバリスタのサイドパネル下側に溝があるので外側に持ち上げながら上へスライドすると少し楽に外すことができました。ツメがおれているせいもありますが(笑

 

とりあえず、すべて完成しました。

バリスタを改造してAlexaと連携その1

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