ベランダの床面を補修する

ベランダの床面はFRP防水で施行してありますが、それを保護するトップコートが経年劣化でヒビ割れてきました。

一般的に、8年程度に1度トップコートの塗替えが必要と言われています。

大体の自宅ベランダやバルコニーは、多くがFRPという素材で防水層が出来ています。

FRPとは強化繊維プラスチックの事で、強靭な防水層を形成し、かつ軽量であることから新築住宅に

圧倒的に採用されている防水工法です。

FRP自体は紫外線に弱いため、防水層の表層部分にはトップコートという塗装を塗布して保護がされています。

※画像お借りしました。

ある日、建築業者から家の状態診断を無料で行っていただきました。あまり気にしてなかったのですが、その中の話でベランダが少しヒビ割れていて後、数年のうちに修復した方が良いとアドバイスを頂きました。

ヒビ割れを放置しておくと、そこから雨水が侵入してFRPを腐食させ、その下にある家の木造部分に浸水して基礎部分がダメージを受けるそうです。

確かに、ベランダは雨が降ると雨水が溜まるので、放置しておくとヤバそうです。

ググって見ると今の、この状態なら下層まで浸食してないようなのでトップコートの塗り直しだけで良さそうです。

資 材

  • 高圧洗浄機
  • 雑巾(水をふく用)
  • トップコート塗料+防滑剤
  • ローラ(コロコロ)
  • ローラートレイ
  • ハケ2種類くらい
  • 紙ヤスリ+紙ヤスリ押え
  • 養生を剥がした時に入れるゴミ袋
  • 養生テープ
  • 塗装用養生テープ(ビニール付)
  • ビニール手袋(手の汚れ防止)
  • 汚れても良い服
  • サンダル
  • はさみ(ビニールなどのカット)
  • 塗装最後に置く室内用ブルーシート

塗料は色々とWEBを散策してみると、アトムハウスペイントのトップコートが扱いやすいようなので、それをチョイスしました。

アトムハウスペイントの塗料ですが、足りなくなった場合、追加して買おうとしても扱っているホームセンターがなかなかありませんでした。

調べてみると「ビバホーム」にはあるようですね。

我が家のベランダは2か所ありますが、2か所、合わせた容量的には、この「10㎡」1缶で2度塗り+一部3度塗りまでできました。


アトムハウスペイントのホームページはこちら

http://www.atom-paint.co.jp/index.html


説明の中に「中塗り」とありますが、今回は一からベランダ施行している訳ではないのでトップコートの補修のみを実施します。つまり、「中塗り」なしで「上塗り」のみを行います。

施 行

床面を綺麗にする

汚い床面を高圧洗浄機を使って綺麗にしていきます。我が家ではケルヒャーの高圧洗浄機を使用しました。


床面にはタイルを敷いていたので跡が残ってます。(笑

業者の方、曰く、床面は直射日光を浴びるより、タイルとか敷く方が劣化しずらいらしいです。


高圧洗浄機を使用後の写真です。

この後、水を完全に乾かしますが、渇きを早くするために雑巾で拭いて、きちっと乾燥させます。

ヤスリ掛け

塗装を密着させるために、床全体を結構目の粗いヤスリでヤスリ掛けします。

今回は#40番くらいの物を使用しました。

ヤスリ掛け後、ヤスリカスなどがでるので雑巾で除去します。右側はヤスリを固定するもの。

養 生

壁のタイル下にそって、グルっと一周、塗装用のビニール付養生で養生していきます。

途中途中でビニールを広げて張るため養生テープでビニール部を固定をします。

それと、ペンキを付けたくない部分にも養生を施します。

1回目の塗装

「遮熱トップコート塗料」と「防滑剤」を用意します。

右側の「防滑剤」は、この1本で塗料10㎡ひと缶分の容量です。


左側は「ローラー」と「パレット」です。右側の「ハケ」は100均ので十分です。


ビニール手袋をして、まずは防滑剤を全て塗料缶の中に入れてシッカリ蓋を閉めて振り、良くかき混ぜます。

缶の蓋を取ってトレイに塗料を入れるのですが、普通にトレイへ注ぐと塗料が缶の横に液だれするため、技として養生テープなどで以下のようにすると缶側面に液だれしにくくなります。

お試しあれ・・・・・


トレイに塗料を入れるのですが、塗料は硬化するので一杯いれすぎないように継ぎ足しながら塗装をしていきます。

ローラーが入らない所はハケを使って塗っていきます。

アトムハウスペイントの資料を見ると気温が23℃程度だと2時間くらいで乾くみたいです。

塗装途中でゴミや虫がくっ付く場合がありますが、ペーパータオルとかピンセットなどがると重宝するかもしれません。

また、厚く塗りすぎると渇きが遅くなるため、厚くなりすぎないように塗っていきます。


塗装を塗っていく際はしっかり逃げ場を作るように入口から遠い所より徐々に塗っていきます。

最後、2回目の塗装までトレイを放置しておくと、トレイ上の塗料が固まってしまうので、ビニール袋にトレイごと入れて、乾くのを防止します。缶は蓋をしておきます。

2回目の塗装

2時間後くらい経ったら、塗ってある箇所を触ったりして乾いているか?確認をします。

ビニール手袋をして2回目の塗装に入りますが、移動できない室外機等をズラシて塗ったため塗り残した部分を1回目として塗っていきます。

その後、全体の塗装に入ります。

全部、塗ったら再び2時間くらい乾燥させます。

3回目の塗装

2回目同様にビニール手袋をして塗装を開始します。

室外機等をズラシて塗った箇所も2回目として塗っていきましょう。

3回の塗装を想定すると一日で終わらせるためには結構な時間が係ります。

前作業として出来る事は前日にやっておいた方が、当日の労力が軽減されます。(笑

以下のようなスケジュールが良いのではないでしょうか?

床面の高圧洗浄は、出来れば前日が良いと思います。

当日

0800~0900 前日洗浄したら、軽く床を拭く+ヤスリ掛け+軽く床を拭く

0900~1000 養生

1000~1030 1回目塗装

1230~1300 2回目塗装

1500~1530 3回目塗装

最終的に塗り終わったら24時間乾燥させるのが良いそうなので、夜から次の日まで乾燥させます。(そのため翌日は晴れの日になる日を・・)

ヒビ割れていた箇所もすっかり綺麗になりました。

後片づけで、トレイ、ローラー、ハケ、缶などを洗いましたが、水性塗料のため綺麗に洗えました。

完全に乾く前にササッと洗ってしまいましょう。

自分でDIYすれば、塗料代など数万円で塗り直しができるので、この程度のDIYペンキ塗りなら自分で出来ると思います。

今回、初めて実施しましたが、素人なりに綺麗にできたと思います。

ふ~疲れた・・・・・・(笑

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