
先日、古いVmwareから最新のVmware Workstation17へ乗り換えたのですが、仮想マシンの移行や新規に「新しい仮想マシン」を作成しても、以下の表示エラーにより先へ進めなかったため、試行錯誤の結果、解決したのでメモっておきます。
パワーオン中にエラーが発生しました: カーネル デバイス \\.\VMCIDev\VMX を開くことができません: この操作を正しく終了しました。VMware Player のインストール後に再起動しましたか。
モジュール DevicePowerOn のパワーオンに失敗しました。
仮想マシンの起動に失敗しました。

ググってみると、仮想マシンのvmxファイル内の「vmci0.present = “TRUE”」を「vmci0.present = “FALSE”」に書き換えると起動するとあったので書き換えてみました。
おお!起動できた!!
この設定は「同じホスト上で実行中の他の仮想マシンが、この仮想マシンと通信できるようになる」設定らしいのですが、この設定をするとWindowsのデスクトップ右下にあるネットワークアイコンでつながっていない状態、つまり切れている状態になります。
無論、ブラウザどころか、どこにもつながりません。完全なスタンドアロン状態です。
これではOSのアップデートなどに支障がでるばかりかVmwareで実施したいことが全然できません。
さらに調べてみると、アプリを修復すると問題が解決できたとの記述を見つけました。
ど~ゆ~こと!?・・・新規インストールしたばかりなので修復なんてありえない!!と思い放置していました。
その後ネットを調べていて色々と実施しましたが、解決できずVmware16.4では問題ないみたいなのでVmware16.4へ移行するしかないなと思い、コンパネでアンインストールをしようとしました。
ん!?「変更」ってのがあるな!

「変更」を選択すると以下の画面がでてきました。
「次へ」

そ~いえば、修復すると改善するような事が書いてあったな・・・と思い「修復」を選択
すると、ネットワークドライバやらを再インストールしている模様・・・

再起動後に、「新しい仮想マシン」を作成してみると、治っているではありませんか!
同じく、今まで動かなかったコピーした仮想マシンのvmx設定を「vmci0.present = “TRUE”」に戻して起動したら、無事起動できました。
起動後、仮想マシンでのネットワークも問題なく動いています。
新規インストールしたのに動かなくて修復したら動くだと、なんちゅ~製品だ!!
あれは何だったんだ・・・時間を返せ!
と思いつつ、ホッとした次第でありました。(笑
Windows11をインストールする時の設定
今回は、Windows10からアップグレードする形でインストールをしました。
その際、Windows10が1803以上のエディションにアップグレードされていないとWindows11環境を調べる「WindowsPCHealthCheckSetup」がインストールできないので、まずはWindows10をアップグレードします。
Windows10のアップグレードが完了したら「WindowsPCHealthCheckSetup」をインストールしてVmware Workstation17の仮想環境がWindows11の環境に適合しているか?を確認します。
「WindowsPCHealthCheckSetup」はこちら–>https://aka.ms/GetPCHealthCheckApp
インストール後「WindowsPCHealthCheckSetup」を起動すると、どうやら「TPM2.0」に対応していませんいう表示がでてきました。
その対処を実施します。

Vmware Workstation17はWindows11対応と、うたっておきながら素の状態ではインストールできません。
またまた、仮想マシンのvmxファイルをいじくります。
vmxファイルの最終行に
managedvm.autoAddVTPM="software"
を追記します。
上記設定を追記してWindows10仮想マシンを起動し「WindowsPCHealthCheckSetup」を起動すると全てクリアできていました。
設定が適用されたかは、以下の赤枠表示が追加され「あり」と表示があれば問題ありません。

その後は、以下から「Windows11InstallationAssistant」を起動してWindows11へアップグレードとなります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11/