インターネットで、好きな音楽をダウンしたのはいいけれど、雑音が入ったり、ボリュームレベルがバラバラ、とか何とかで、悩んでいる方に、「超」お勧めのソフトです。
SoundEngine はWAVファイルを編集するためのソフトです。
MP3ファイル等を編集する場合、WAVファイルに変換して開く必要があります。lameをいれるとMP3のファイルも扱えるようになります。

解凍した「lame.exe」をSoundEngineのウインドウに直接ドラッグアンドドロップします。
「ドラッグアンドドロップされたファイルを初期設定フォルダにコピーしました。」のメッセージが表示されたら「OK」をクリックします。
「C:\ユーザー\ユーザー名\AppData\Roaming\Cycle of 5th\SoundEngine」に「lame.exe」がコピーされます。
「lame.exe」はエクスプローラで「C:\Program Files\SoundEngine Free」にコピーしても良いです。

SoundEngineの「コマンドライン」タブを開きます。
「ライブラリ」欄に「Lame」と記述します。(分かりやすい名前なら何でも構いません。)
コマンドライン記述欄に下記のコマンドラインを記述します。
下記をそのままコピーして張り付けるか、いったんメモ帳にコピーをして編集の後貼り付けてください。
[Open]
Extension=mp3
Execute=lame.exe
Parameter=–decode $src $dst
Text=Lame Decode
[Save]
Extension=mp3
Execute=lame.exe
Parameter=-b 192 $src $dst
Text=Lame Encode
「保存」をクリックします。
[Save]の「Parameter=-b 192 $src $dst」の「-b 192」の部分は「-V 0」等、任意のオプションに書き換えて構いません。
書き換える場合は文字間のスペースに気をつけてください。
「-b」は固定ビットレートを指定します。固定ビットレートの場合は「192」の部分を、次の数字の中から選択します。
数字が大きいほど高品質で、ファイルサイズが大きくなります。
「32 40 48 56 64 80 96 112 128 160 192 224 256 320」。
「-V」は可変ビットレートを指定します。可変ビットレートの場合は「 -V 0 」の数字の部分を「0~9」で指定します。
数字が小さいほど高品質で、ファイルサイズが大きくなります。
(「-V」の「V」は必ず「半角大文字」で記述します)

MP3ファイルをSoundEngineにドラッグアンドドロップします。

コマンドプロンプトでLameが起動し、WAVファイルに変換されます。変換終了後
「ファイルの種類(T)」欄で「MP3ファイル(*.mp3)」を選択し、保存場所を指定して「保存(S)」をクリックします。
キューシートで音楽CDを作成
アナログレコード、カセットテープ等から録音した音源で、複数の曲が一つになっているファイルで音楽CDを作成すると、曲ごとの頭出しが出来ません。
そこで、そのような音楽ファイルを、分割せずにトラックを分けてCD-Rに焼く方法を「SoundEngine」で音楽ファイルを開いて、それぞれのトラックの開始時間を求めます。
「SoundEngine」はWAVファイルの編集ソフトですので、それ以外の形式のファイルは事前にWAVファイルに変換しておきます。
MP3ファイルは設定で「SoundEngine」で開くこともできます。

波形部分をクリックすると上の表示窓に時間が表示されますので、全ての曲の先頭の時間を控えておきます。
上の例では一曲目は「00:00:00」として、二曲目が「00:05:38.802」なら「05:38:00」と・・・・。
※「SoundEngine?」の時間表示「00:00:00.000」は「時:分:秒.ミリ秒」です。
これを「00:00:00」等と「分:秒:フレーム」に置き換えます。
「00:05:38.802」の「.802」は切り捨てて「:00」でも良いですが、場合によってはきちんと「フレーム」に置き換えたほうが良い場合もあります。
「1分=60秒(0~59)、1秒=75フレーム(0~74)」
(「01:10:00.000」のように60分を超えるものは「70:00:00」のように「分」に換算します。)
(ミリ秒をフレームに換算するには、例えば「00:08:25.684」なら、[0.684×0.75=0.513]で、「08:25:51」と記述します。)
「PageUp」「PageDown」キーを使って拡大、縮小しながらトラックを切り替えるポイントを探してください。
大体の場所をドラッグで選択して「右クリック」―「選択範囲を拡大」でも拡大表示します。
任意の場所をダブルクリックするとそこから再生を始めますので、それも参考になります。
全ての曲の開始時間が判明したらメモ帳を起動して、下記のように記述します。(ここでは6曲の設定です。)
スペースに注意してください。
WAVファイルの名前は仮に「sample.wav」としてあります。

一行目の「” “」で囲まれた部分にWAVEファイルのファイル名を書きます。
「TRACK 01 AUDIO」 はトラックナンバーです。「TRACK 01」「TRACK 02」とトラックの数だけ書きます。
「INDEX 01 ::**」はそれぞれのトラックの開始時間を書きます。
それをトラックの数だけ記入します。
サンプルキューシート(メモ帳で開いてファイル名(sample.wav)の部分と、開始時間を書き換えてください)

書き終えたら「名前を付けて保存」で保存します。
「ファイルの種類(T):」で「全てのファイル(.)」を選択します。
「ファイル名(N):」は任意でかまいませんが、必ず拡張子を「.cue」にします。
WAVEファイルと同じフォルダに保存します。
別のフォルダに保存する場合は、一行目のファイル名の部分にWAVEファイルへのフルパスを記述します。

CD-Rへの書き込みには「Exact Audio Copy」を使います。

「Exact Audio Copy」が起動したらメニューバーの「ツール(T)」→「CD-R書き込み(W)」を選択します。

「CDレイアウトエディタ」が起動しますので。メニューバーの「ファイル(F)」→「CUEシート読み込み(L)」を選択します。

先程保存した「a.cue」を開きます。

「CDレイアウトエディタ」に戻るとトラックが表示されています。
「絶対時間位置」がCUEシートの記述と一致していると思います。
ブランクCD-Rをドライブに入れて、メニューバーの「CD-R(C)」→「CD書き込み(W)」。

「クローズモード」が「CDを閉じる」になっていることを確認して「開始」をクリックします。
これで終了です。
