CCleaner v5.75.8238

CCleanerは、パソコンの動作を快適に保つよう、パソコンを使っているうちに自然にたまってしまうゴミを掃除するクリーナーソフトです。不要なごみファイルを掃除し、さらにはレジストリのクリーンアップまで行うため、パソコンの起動速度が向上します。

 「CCleaner」は、不要なファイルやプライバシーにかかわるデータを一括削除できるソフト。本ソフト上で削除するファイルやデータを選択して一括削除できるほか、Windowsの起動時に自動削除したり、ごみ箱の右クリックメニューから本ソフトの画面を表示せずに削除することが可能。

 削除できるのは、ごみ箱の中身や一時ファイルのほか、スタートメニューの最近使ったファイル、“ファイル名を指定して実行”の入力履歴、Windows修正パッチのアンインストーラーなど多数。IEや「Firefox」「Opera」のWebページ訪問履歴・キャッシュ・クッキーも削除できる。

 また、各種ソフトで開いたファイルの履歴や実行ログを削除することが可能で、「Photoshop」「MS Office」「Windows Media Player」「ペイント」「ワードパッド」のほか、「OpenOffice?.org」「Adobe Reader」「Foxit Reader」「Windows 防御ツール」「Paint.NET」「Fresh Download」「Google Earth」などのオンラインソフトにも多数対応している。

 さらに、無効になった関連付けや存在しない共有DLLに関するレジストリなどを削除する機能も備えている。なお、レジストリを削除するとWindowsが正常に動かなくなる可能性もあるので、実行前に表示されるダイアログでレジストリのバックアップを作成するようにしよう。

 そのほか、インストールされたソフトを本ソフト上からアンインストールする機能や、Windowsのスタートアップに登録されたソフトの無効化する機能などを備える。またファイルを一括削除する際に、アメリカ国防総省の定めるセキュリティ保全手順の“NISPOM”方式や、米国国家安全保障局が推奨する“NSA”方式で完全削除することも可能。

なお、インストール時に「アバスト無料アンチウイルス」の導入が促されることがあるが、必要がない場合は拒否できる。

CCleanerの使い方・詳細

インストールが終わったら、デスクトップのショートカットからCCleanerを起動してみましょう。クリーナー、問題点、ツールの3項目によるパソコンのクリーンアップを実行できます。

クリーナー

パソコンのゴミを掃除する(クリーンアップする)ことができる項目です。クリーンアップ対象となるのは、ブラウザ関係(インターネットエクスプローラ、Firefox)、ウインドウズのエクスプローラ、システム関係、ツールバー、メッセンジャーなどの不要ファイルです。

クリーンアップしたい項目を選択し、「解析」をクリックすると、不要ファイルリストと、クリーンアップ後にどれだけの空き領域を確保できるのかを表示します。

「クリーンアップ開始」をクリックすると、解析で表示されたファイルリストの削除が行われ、削除データ容量と削除ファイルリストを表示します。

クリーナー設定の「ウインドウズ」では、主に以下の項目をクリーンアップできます。

■Internet Explorer

・インターネット一時ファイル・・・インターネット利用時に一時的に利用されるファイル
・クッキー・・・ショッピングサイトやログインが必要なサイトで利用されるパソコン側に保存されるデータファイル(サイトへのログイン情報等が保存されています。いつも使っているショッピングサイト等に自動ログインできなくなったりするため、チェックを外しておいた方がよいかもしれません)
・履歴・・・どのウェブサイトを見たのか、過去のインターネットの閲覧履歴
・入力したアドレスやパスなど・・・アドレスバーに入力した過去の履歴
・Index.dat(検索用インデックス)の削除・・・検索したときにテキストボックスに入力した過去の履歴
・保存場所・・・不要になったダウンロードしたファイル

■ウインドウズエクスプローラ

・最近使ったファイル・・・最近使ったファイルの履歴
・ファイル名を指定して実行(スタートメニュー)・・・ファイル名を指定して実行の履歴
・その他の[最近使ったファイル]リスト・・・最近使ったファイルの履歴
・サムネイルキャッシュ・・・サムネイルを高速表示するためのキャッシュファイル

■システム

・ごみ箱を空にする・・・ごみ箱を空にする
・一時ファイル・・・一時的に利用するテンポラリファイル
・クリップボード・・・コピーしたときにいったん保存される領域
・メモリーダンプ・・・システムエラー時のダンプファイル
・CHKDSKコマンドのフラグメント・・・チェックディスクのフラグ
・ウインドウズ ログファイル・・・ウインドウズのログファイル

クリーナー設定の「アプリケーション」では、主に以下の項目をクリーンアップできます。

■Firefox/Mozilla

・インターネットの履歴・・・どのウェブサイトを見たのか、過去のインターネットの閲覧履歴
・インターネット一時ファイル・・・インターネット利用時に一時的に利用されるファイル
・クッキー・・・ショッピングサイトやログインが必要なサイトで利用されるパソコン側に保存されるデータファイル
・ダウンロードの履歴・・・ダウンロードの履歴

※ Opera、Safari、Google Chrome もできます。

■アプリケーション

・Adobe Reader8.0
・Office 2007

■インターネット

・Google Toolbar
・Sun Java

■マルチメディア

・Adobe Flash Player
・Real Player
・Windows Media Player

■ユーティリティ

・Spybot Search and Destroy
・Windows Defender

■ウインドウズ

・MS Management Console
・MS Paint
・Regedit
・Remote Desktop
※アプリケーション、インターネット、マルチメディア、ユーティリティ、ウインドウズの各項目は、インストールしているソフトウェアによって異なります。

レジストリ

レジストリの不要な登録項目を掃除できる項目です。レジストリをクリーンアップすることで、Windowsの起動の高速化を実現することができます。

「問題点をスキャン」をクリックすると、レジストリに登録されている様々な問題点を表示します。問題点として表示される一覧は、ほとんどが不要な登録情報なので、一気にクリーンアップしてしまいましょう。

「問題点を解決」をクリックすると、「レジストリに変更を加える前にバックアップしますか?」と表示されるので、「はい」をクリックしてレジストリのバックアップを作成しておきましょう。
※ レジストリはシステムの基幹に関わる重要な情報です。万が一に備えて必ずバックアップファイルを作成しておきましょう

レジストリの問題点について一つずつ情報が表示されます。「これを解決」をクリックすると、レジストリ情報を削除できます。

レジストリ情報を削除すると「問題点は解決しました」と表示されます。1つずつ対応したくない場合は、「選択したすべてを解決」をクリックすることで一気にすべての問題点の解決ができます。

ツール

インストール情報、スタートアップ情報、システムの復元ポイント情報の管理、ドライブデータの抹消ができます。

■インストール情報

アンインストール済みなのに、「プログラムの追加と削除」で表示されているような場合、そのソフトウェア情報を削除することができます。

■スタートアップ

また、「スタートアップ」では、ウインドウズ起動時に自動的に起動するプログラムを削除することができます。不要なプログラムを削除することでウインドウズの起動が高速化します。
※ソフトウェアが正しく起動できなくなるおそれがあるので、よくわからないプログラムは削除しないようにしてください。

■システムの復元

無駄に増えてしまった余計なシステムの復元ポイントを個別に削除できます。

■ドライブデータの抹消

ドライブごとの空き領域のデータを復元不可能に抹消したり、ドライブ全体を抹消することができます。抹消方法は次の4通りあります。
・単純な上書き(1回)
・米国国防総省NISPOM方式(3回)
・NSA方式(7回)
・Gutmann方式(35回)

OS

Windows 2000 / XP / 2003 / Vista / Windows7 / Windos8.1 / Windows10

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です