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VimとはLinuxの大体のディスリビューションに入っているエディターです。これを使い設定ファイルやテキストなどの編集がコマンド操作で行えます。
Linux関係ではコンソールでファイルを作ったり修正したりするのに、ほぼ、このテキストエディタを使う方が多いと思います。
viはwikiによると初版1976年と約40年以上前のもの。 vimは2000年以降で普及してきたviの進化版です。
ということなので、Vim=Viですね。
emacsも人気はあるようですが、色々なディスリビューションの保守をする人は標準で入っているVimの方を使えるようになった方が良いと思います。
コマンド
先頭行へ
gg
1行コピー
yy
複数行コピー
行数yy
貼り付け
p
1行カット
dd
1文字カット
x
単語コピー
カーソルで囲って yw
単語カット
dw
最終行へ移動
Shift+g
指定行へ移動
行番号+Shift+g
コマンドモード時:100+ENTER(100行へ移動)
行の最後へ移動
$(Shift+4)
複数行の削除
- 削除範囲の開始行で「ms」と入力します。
- 削除範囲の終了行で「me」と入力します。
- 「:’s,’ed」と入力し、エンターを押します。
ビジュアルモード
Vimの機能が増えたのはいいですが、コピペする時にCtrl+Cとやるとビジュアルモードに入ってコピペさせてくれません。コピペが使いにくくなったのでビジュアルモードを無効にします。
vi ~/.vimrc ここに新規に作成する
set mouse= <– =にaはいらないのでそのまま=とします。
Webによると/etc/vim/vimrcでは設定すれば行ける記事もありましたが、設定はしたものの無効化できませんでした。
その他設定
vim の設定 (ユーザー個別に適用する。全ユーザーに適用するならば「/etc/vimrc」に記述。「/etc/vimrc」にはデフォルトである程度設定されている)
[root@dlp ~]# vi /etc/vimrc
#vim の独自拡張機能を使う(viとの互換性をとらない)
set nocompatible
#文字コードを指定する
set encoding=euc-jp
#ファイルエンコードを指定する
set fileencodings=iso-2022-jp,sjis
#自動認識させる改行コードを指定する
set fileformats=unix,dos
#バックアップをとる
逆は [ set nobackup ]
set backup
#バックアップを作るディレクトリを指定する
set backupdir=~/backup
#検索履歴を50個残す
set history=50
#検索時に大文字小文字を区別しない
set ignorecase
#検索語に大文字を混ぜると検索時に大文字を区別する
set smartcase
#検索語にマッチした単語をハイライトする
逆は [ set nohlsearch ]
set hlsearch
#インクリメンタルサーチを使う ( 検索語を入れている途中から随時マッチする文字列の検索を開始)
逆は [ set noincsearch ]
set incsearch
#行番号を表示する
逆は [ set nonumber ]
set number
#改行 ( $ ) やタブ ( ^I ) を可視化する
set list
#括弧入力時に対応する括弧を強調する
set showmatch
#構文ごとに色分け表示する
逆は [ syntax off ]
syntax on
#[ syntax on ] の場合のコメント文の色を変更する
highlight Comment ctermfg=LightCyan?
#ウィンドウ幅で行を折り返す
逆は [ set nowrap ]
set wrap
%MCEPASTEBIN%