目 次
ファームウェアとOSのカーネルをバージョンアップ
Raspberry PiのファームウェアとOSのカーネルをバージョンアップします。
正常に動いていればそんなに実施しなくても問題ないかと思います。OSのカーネルバージョンアップは最新パッケージ更新の際に必要になるかも知れません。ただ今まで色々なLinuxディストリビューションを使ってきましたが、安易なアップデートで過去に安定していないアップデートを放り込まれて大変な目に度々あっているので正直怖いです。
rpi-update
パッケージがない場合は
apt-get install rpi-update
ファームウェアのバージョン確認
$ vcgencmd version
実施した後は必ずリブート
reboot
OSのパッケージを管理しているリストを更新
これを行わないと最新パッケージがあるかわからないので必ず実施
apt update
パッケージの更新
落としたパッケージリストに基づき、パッケージの更新をします。また、OSの更新に伴い新しく追加された機能もインストールします。
(この処理には時間がかかります。気長に待ちましょう。)
apt-get upgrade
apt-get dist-upgrade
不要ファイルの削除
空き容量を確保する為、不要ファイルを削除します。
アップグレード後に不要となったパッケージを削除
apt-get autoremove
不要なパッケージのアーカイブファイルを削除
apt-get autoclean
最後にリブート
reboot
インストールパッケージの確認
インストールされたパッケージ一覧を見ることができます。
dpkg -l
エラーとかの対処
エラーになったのでリトライしたい場合
以下のようなエラー
dpkg: パッケージ roundcube の処理中にエラーが発生しました (–configure):
パッケージ roundcube は設定の準備ができていません。
設定できません (現在のステータス `half-installed’) 処理中にエラーが発生しました:
エラーになっているパッケージを強制削除
$ sudo dpkg –force-all -r roundcube
パッケージインストール時のエラー対処
$ sudo apt –fix-broken install
だめっぽい場合は、状況を調べます。
$ sudo dpkg –audit
設定のリトライ
$ sudo dpkg –configure -a
依存関係などで先に進めない場合
壊れているパッケージを取り除く
$ sudo dpkg –remove –force-remove-reinstreq roundcube
インストールパッケージのアンインストール
通常はパッケージのアンインストール $sudo apt-get autoremove <パッケージ名>
上記で無理っぽい場合や設定ファイルなどのゴミを残さないようにしたい場合はパッケージの完全削除 $sudo apt-get –-purge autoremove <パッケージ名>