
概要
四葉きゅうりは中国華北系の品種です。一般的なキュウリと比べ1.5倍ほどの大きさになりになりますが、25~30cm位までで収穫した方が味的にはいいでしょう。
白いぼ系キュウリで、表面にしわが寄り一見細いゴーヤーの様にも見えますが、触ると痛いほどイボがとげのように出ています。
四葉(すうよう)は皮が薄く歯切れがよく、風味も良いのですが、このイボで傷が付き易く日もちも良くない為市場からはすっかり姿を潜めてしまっています。
四葉胡瓜(すうようきゅうり)の名前は本葉が四枚付いた頃から実がなり始めることから付けられたようです。
特に「シャキット」はイボがいっぱいあるので、漬物とかに合っています。また、昔ながらのきゅうりが好きな人は、このきゅうりはたまらなく美味しいです。
私自身、一番好きな品種はこの「シャキット」です。
ゴールデウィーク開けぐらいになると、コメリやD2などで販売していました。経験上、苗を購入して育てた方が実付きがいいようです。
施策
光合成には、太陽光が必要なため、日当たりの悪い環境で育てていると、実が小さいうちに枯れてしまう症状が出やすくなります。
子づるは全部伸ばすのではなく、下から5節目くらいはわき芽を摘み取ります。それより上に出た子づるは2節で摘みます。


肥料
よくキュウリが苦かったりすることがる。あれは一度に大量の追肥をした結果です。
実物の場合は最低2週間に1回で化成肥料を与えます。分量は、その化成肥料に書いてあります。
キュウリに与える肥料の種類は化成肥料や油かす、または有機配合肥料を与えます。
窒素分の多い肥料を与えると葉が多い茂るので窒素分の少ない肥料を与えることがポイント。
キュウリの追肥は15~20日間隔に化成肥料なら60~70g/m²を合計で3回施しましょう。キュウリは1度にたくさん施すよりも少しずつ施した方が効果が出ます。
特に肥料に含まれる窒素・リン酸・カリの窒素が多いと、ツルや葉ばかりが育ち、花付きや実付きが悪くなります。
実や花を充実させるためには、リン酸が必要ですし、根を丈夫にするならカリが必要になります
キュウリの肥料の過不足は弦の状態をみて判断出来ます。肥料が不足しているかどうかの判断は、弦が真横から下向きに伸びていないかをチェックして下さい。
ツルや葉がやたら元気で生育が早く、葉色が濃い場合は、窒素過多になっている可能性が高いです。
コンパニオンプランツ
マリーゴールド(アブラムシが嫌いな匂いをだすみたいです。)
長ネギ(ネギは沢山の水を嫌うのできゅうりとは難しいと思うのですが)
連作対策
連作には強くないので2年は作付けを避ける
9月からきゅりの後はほうれん草がよいらしい、10月~11月にはきゅうりの後はスナップエンドウやネギもいいらしいと記事がありました。
実が大きくならない時はリンように骨粉を撒きました。リンは実が付く野菜にすごく良いそうです。
手入れ
枯れた葉がある場合、苗1本に対して1日1~2か所の枯れた葉を切り落とします。
あまり一気に落としすぎると、光合成ができなくなってしまうために上記の方法で切り落としましょう。そのままにしておくと害虫などの被害にあいやすくなるのと、栄養をそこに取られてしまうため、スパッと切り落としましょう。切り落とすと新しい葉が生えてきます。
今まで育てた品種
アタリヤ農園 の 四葉胡瓜(すうようきゅうり)・・・・名が細くなるきゅうりでした。収穫量7本

カネコ種苗 強四川 D2で購入・・・・収穫量14本

タキイ種苗 シャキット 17粒・・・通販で購入
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種を収穫する
取りこぼして黄色くなった「きゅうり」から種を取って次回に繋げます。
家庭菜園ですと一度に蒔く種の量は袋に入っている量を使い切らずに必ず余るよね。
その種はみなさんどうしているのでしょうか?
毎回新しいのを買うという人が意外に多いのではないでしょうか?
でも、種の寿命のことを知っていれば、無駄を無くせるかもしれません。
まず、大きくなった「きゅうり」をしばらく放置しておきます。

2つに切って(開いて)種を採取します。

取った種を水を張ったバケツに入れて、上に浮いている軽い種の分別と種に付いている膜を取り除きます。

何回か水を替えて浮いた種と膜を取り除くとこのように沈んでる種のみになります。
キッチンペーパなどで拭いて1週間~2週間ほどかけて陰干しし、しっかりと乾燥させます。
種の状態によっては、中の水分がなかなか抜けず、湿気やすくなっている場合があります。
水分が残った状態で保存すると、カビの原因になるので、必ず乾燥させてから保存します。

その後の保管
種を室内の常温で保存した場合、種は発芽環境にないので生命維持のための最小限のエネルギーを消費しながら発芽環境になるのをじっと待っているらしいです。
最小限とは言えエネルギーは消費し続けているので残りのエネルギーが発芽に必要なエネルギーを下回る時期が必ず来ます。 そうなると発芽するエネルギーがないため、発芽できなくなってしまいます。
短命な種 1~2年
ネギ、タマネギ、ニンジン、ミツバ、落花生、ニラ
やや短命な種 3~4年
キャベツ、レタス、ホウレンソウ、ゴボウ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、唐辛子、ピーマン、エダマメ
やや長命な種 4~5年
ダイコン、カブ、ハクサイ、キュウリ、カボチャ
長命な種 6年以上
トマト、ナス、スイカ
保存環境で言えば、乾燥剤を入れた缶やビンに種を知れて密閉した状態で蔵庫の野菜室に入れて保存した場合は、これよりも遙かに長く保存できるようです。
冷蔵低湿保存
5℃下がるごとに寿命は倍になるとのこと。1年で発芽しなくなるタマネギも、この方法により保存した種子が、赤玉葱は10年以上、ピーマンは20年以上、種子が無くなるまで、毎年一斉に発芽します。
1種類だけなら、袋入り乾燥剤とともに直接小瓶に入れて蓋をし、粘着テープで目張りをします。