事の起こり
「姉さん事件です。」（古い！
と言いたい、ばかりの事件が起きました。
「GW3.5AA-SUP3/MB」の不具合で３TBの動画データが入ったHDDパーテションやファイルシステムが崩壊しました。
中身に何が？入っていたのか？頭の中の整理から始まります。
う～あれだけは、復活させたい・・・・・
どのような状態で壊れたか？と言いますと、上記HDDケース内の動画を移動中にデータは移動されていないにも関わらずHDDケースのLEDが点滅したままになり、まったく制御できなくなりました。（USB切り離しもできない）
にっちもさっちも行かないので、強制的にUSBを切り離してケース電源を断！（USBを切り離してもLEDは点滅したままでした）
再度、ケース電源を入れてUSBを刺してみると、以下の状態となってしまいました。
後から知った情報ですが、ケースに問題があり移動しただけで壊れるとは・・・・なんつーケースだ！
さ～何としても中にあったデータは可能な限り復活させたい。
万が一のために「お立ち台」HDDフルコピー機で違う３TBHDDに壊れた３TBHDDをまるっとコピーします。
データリカバリ作業
最初に行ったのは、ファイルシステムやパーティションの修復作業をTestDiskで実施しました。
ものすごく時間がかかったものの修復は難しいため断念しました。
いよいよデータリカバリに入ります。
いくつかのデータリカバリソフトを使いました。使った順でお話を進めていきます。
TestDisk
過去にHDDが壊れた際に数々の救出に役立ったのが、このTestDiskです。
最初に、パーテションの回復などをやってみましたが、治りませんでした。
ファイル救出では「Quick Search」で実施しましたが、ファイルの姿形もありませんでした。
その後「Deep Serach」で検索を実施しました。この作業にはパソコンを動かしっぱなしで３TBの総容量で１週間かかりました。（汗 長すぎんだよ～！
よし！色々とパーテションがヒットしたからファイル救出できそうだ！と思い「P:list files.」を押してみるもファイルが何もでてきませんでした。
まじかーーー！
スキャンに１週間もかかったのに・・・・・・
ファイルシステムそのものが壊れているらしく「Can’t open file system. Filesystem seems damaged」がでました。
TestDiskを信頼していただけに、私自身「damaged」を受けました。（笑
Recuva
このソフトはTestDisk同様にフリーウェアで、これで行けました！と書き込みもあったので、試してみました。
Fドライブを指定して実施
ファイルシステムを判断できなかったためにスキャンすらしてくれません。
あまり当てにしていなかったで、ま～こんなもんだろう！
Recuvaではスキャンすらできなかった。
完全データ復元Pro
過去にデータ救出でお世話になった「完全データ復元Pro」です。
救出する際、TestDiskは救出できるファイルがある場合はフォルダ階層や日本語ファイル名までしっかりと再現できるのですが、この完全データ復元Proは詳細スキャン時にはファイル名は復元でません。そこが唯一の欠点です。
以下の画像のとおりフォルダ階層なしに、ファイルタイプのみで選別されて出てくるので、その後の種分け作業に膨大な時間がかかります。
EaseUS Data Recovery Wizard
データ復元Proでは一応、全部！？かはわかりませんが、ファイルは救出できました。
一部、再生できないものもありました。
さて、このソフトが最後になります。
Webの書き込みでも、このソフトで最終的に復活できた！との成功事例もあったので、試してみました。
TestDiskでもファイルリストすら出てこなかったので、半ばあきらめで実行しました。
問題のFドライブを選択して「スキャン」（ディープクリーンスキャン）
なっなんと！
フォルダやファイル名までも日本語で再生できている。階層も問題ないようです。
ただこの手のソフトで、しっかり日本語表記で救出できたものの、ファイルが開けないパターンは多々あったので、ぬか喜びしないように終わるまで待ちます。
TestDiskのように１週間もかからずに７時間くらいで行けるみたいです。
結果、ほぼ全てのファイルを救出できました。
しっかり動画も再生できます。
階層や日本語表記も問題ありません。
こ・・これ・・・神ソフトだ！！
今回の消失事象では「EaseUS Data Recovery Wizard」で救出することができました。
めでたしめでした！！！
